9月と10月にFCBC会員の千原雄さんの個展が開催されました。今回の記事ではその時の様子をお伝えしたいと思います。
それではまず一つ目、9月に今泉で開催された個展「前へ」です。
千原さんは、小さな頃から独学で絵を描いてます。
2007年の初個展「はい」以来、精力的に活動を続け、福岡のみならず台湾やアメリカなど海外にも活動を広げています。
その画風は映画やアニメ、そして印象派の絵画から影響を受けたそうです。
鮮やかな色彩がちりばめられた作品は、優しい目線に満ちあふれ、見ているとホッコリした気持ちになりますね。
アクリル絵の具で描かれたこちらは作品の題名は「ん」。
FCBCのギャラリーにも飾られた作品です。
手が届きそうで届かない、少年の微妙な気持ちの動きが伝わってきますね。
二つ目の個展が10月16日から開催されている「ホクホク」です。
会場は西鉄香椎駅から歩いて5分ほどのところにある、みゆき通り商店街の「タナカ時計店」さんです。
「タナカ時計店さん」は千原さんの同級生SHIN TANAKAさんのご実家で、余談ですがSHINさんも素晴らしいクリエーターです。この話はまた別の機会に。
千原さんが使う画材は、油彩、水彩、色鉛筆等、多彩です。
作品が展示されているギャラリーの一角では、ポストカードなどたくさんのグッズも販売されていますよ。
こちらの油絵は2007年の作品で、題名「二人乗り」。光に向かって。夜空に吸い込まれて行く少年少女に躍動感を感じます。
キリッとした少年と、安心して彼にもたれる少女の表情が美しいですね。
個展で実際に原画を見ると、画集等の出版物やウェブで見るのとはまた違った味わいが感じられます。
千原雄個展「ホクホク」は11月16日まで開催しています。ぜひ足を運んでみてください。秋の一日にお勧めです。