ブランコさんの事務所に行ってきました

例年になく暑かった5月も最終日となり、いよいよ福岡にも梅雨の季節が迫ってきました。今回のブログは、デザインファーム、ブランコ(BULANCO)さんの事務所を訪問してきたので、その様子をレポートしたいと思います。
ブランコさんにはFCBCのウェブサイト、ロゴ、サイン計画の他、今回1周年のラウンジエリア改装をして頂いています。
大名に構えていたオフィスを僅か1年で引き払い、昨年の8月にFCBCから歩いてわずか数分、西中洲の古いビルの最上階に拡張移転しています。

事務所は大きく二つの部屋に分かれます。
小学校にあったような黒板とティファニーブルーの床が美しい会議用の部屋は主に来客との打ち合わせに使われているようです。
これからやって来る夏の夕方には、窓の外のバルコニーで涼むこともできそうですね。
天井から吊るされたライトをよくよく見てみると電球の形やコードなど同じものは一つもありません。
元々建築の仕事していた山田社長が社員の皆さんと手作りで作ったそうです。

大勢のスタッフが働く執務室は会社の名前をもじって木製のブランコが作ってあります。
4人一組となったテーブルはパソコンや資料を広げても十分な広さがあって、椅子も疲れにくい上質なものが採用されています。
階段状のステージもあって、そこにはDJ用の機材までありました。
打ち合わせや休憩だけでなく、セミナーやイベント等に使うこともあるようです。

一見しただけでも十分ユニークなオフィスですが、細部も見所たっぷりです。
黒板には手裏剣が刺さり、ランプのシェードには小鳥が止まっています。
このほかさりげなく飾ってあるポスターもドイツの表現主義をリードしたバウハウスのものなど、クリエイティブ心を刺激するものばかりです。

「文化を作るためには文化的な生活をしないといけないし、楽しく美しく生きないと、楽しく美しいものなんて作れない。」
という山田社長のモットーを体現した楽しいオフィスでした。
ブランコさんは、ウェブサイト、グラフィック、インテリアからコンセプト・メイキングまで広範な分野をカバーするデザイン事務所です。
訪ねる度にスタッフの人数も増えていて、これからの活躍がますます楽しみですね。

http://bulan.co
ブランコ株式会社(BULANCO INC.)