九州デザイナー学院イラストレーション学科の作品展は”VIVID”だった

天神西通りから大名に向かって、プラザホテルプルミエを通り過ぎると長崎飯店というチャンポンの店にぶつかります。その横の細長い狭い通路を通ると寺田屋さんという居酒屋があります。その奥、緑色の扉から建物に入って、階段を上った2階に九州デザイナー学院の学外ギャラリーiRO-YAがあります。普通の人ならなかなか辿り着けない、凝ったロケーションです。

ここで、FCBCのスタッフを勤めてくれている志鶴正龍君らイラストレーション学科2年生の作品展”VIVID”が開催されました。今回は、自分のやりたい事、描きたい物に重点をおいたそうです。テーマのVIVIDに沿ったカラフルで楽しい作品群は、春からこつこつ作って来たものです。「たっつる」は志鶴君の苗字の鶴と名前の龍をかけあわせたオリジナルキャラクターです。フェルトフィギアの制作では、イラストを立体物に表現するのが大変だったそうです。特に絵には描かない部分の再現は苦労したとのこと。

鮮やかな赤と黄色の元気な女の子のキャラクターがハイビスカス。青紫の髪の、腕組みをしてこちらを睨む勝ち気な少女がリンドウ。彼にこんな一面があったのかと思わせるイラストの数々を眺めるのも楽しいです。やはり、作家さんが顔馴染みだと作品もぐっと身近に感じるものです。

同級生との記念写真を一枚撮りました。志鶴君からの一言です。「これからも見る人の気持ちが高ぶるようなもの、またみたいと思えるようなものを描いていけるよう精進します。」前を向く若者の言葉は気持ちが良いですね。

前半の”VIVID”は8月3日で終了し、後半の”HEART”が8月18日から9月1日まで同じ場所で開催されます。