息の合ったコラボ展「FUKUOKA LOVER’S ARTISM / 天神2人展」

お盆も終わり、夏も後半になりました。
今回は8月15日まで開催された、FCBC会員でもある三舩セージさんとジャスミン陳さんのコラボ展「FUKUOKA LOVER’S ARTISM / 天神2人展」のレポートです。

字遊人を名乗る三舩さんは、福岡県古賀市出身の書家です。
依頼者と会って得た直感を元にした言葉の書き下ろし、書のライブパフォーマンス、筆文字のデザインなどで活躍しています。
もう一方のジャスミンさんは中国洛陽出身の水彩画家です。
絵の他にもグラフィックデザインや切り絵など様々な分野で才能を発揮しています。

今回の企画は、たまたま二人が同時期に別々の場所で個展を準備していたことから始まったそうです。
だから、会場も西鉄天神駅の天神パークサイドギャラリーと天神新天町の復古堂ギャラリーで同時開催です。
期間中、福岡クリエイティブビジネスセンター(FCBC)スタッフで合計3回訪れましたが、
日々新しい作品が空白を埋めていきました。中には徹夜で製作されたものもあるそうです。

文字で想いを表現する三舩さんの作品は、言葉の作り方にセンスを感じさせます。
筆で描く和書体の造形も美しいものでした。
FCBCでは動物のイラストを描く事が多かったジャスミンさんは、赤ん坊や女性など人物画のシリーズもたくさん出展していて、別の一面も見せてくれました。
コラボ作品もあって、個性的な二人の化学反応を楽しめました。

今回のコラボ展は、作品の製作のみならず諸々の準備、搬入、展示まで大変な苦労があったそうです。
その甲斐もあってか、期間中の来訪者は300人を越えたようです。とても素晴らしい企画でした。