雪の日のものづくり博覧祭「つくると!」

1月23日の土曜日、九州大学大橋キャンパスをメイン会場に「誰でも参加できるものづくり博覧祭つくると!」
が開催されました。福岡はもとより北九州、佐賀など各地からまった出展者は約50。その中にはFCBCにも
縁のある、FCBCのオープニングパーティーで花衣のインスタレーションを披露してくれたAnnolabさん、
小型ロボットのPLEN Projectさんや、センサーデバイスの愛好家コミュニティーFMCNさん達の姿も見えます。

正午になり、この4月に新たなものづくり拠点「Fablab Tenjin」をオープン予定の実行委員長鈴谷さんの
挨拶からイベントは始まりました。昨年9月に山口で行われたミニメイカーフェアに行き、個人、企業、
教育機関など所属や地域を超えたものづくりを楽しむ人々の発表と交流の場を見て触発され、このような場を
福岡でも作りたいと思ったとのことです。

出展作品は、横になって寝ながら移動できるカーボン製の自転車もあれば、キーボードの横においておくだけで
作業中のデータを保存してくれるロボット、いつでもどこでもラーメンを食べる感覚を楽しめるARシステムなど
電子工作からゲーム、模型、手芸、ペーパークラフトまで多彩な制作物が集まりました。

福岡のイベントの特徴ですが、若者と年配の方、ビジネスマンと教育者などジャンルの超えた人々の気さくな
交流がここでも垣間見れました。朝から降っていた雨がだんだん雪混じりになる中「帰り大丈夫か?」と声を
かける大人達に「自己責任で来てます!」と元気に応える女子高校生のグループの姿が印象的でした。色々な
イベントに顔を出してきましたが、こういう風景は福岡ならではと思います。

大変残念なことに、3日間に渡って降り続いた大雪の初日にぶつかってしまったため、24日の開催は中止と
なってしまいました。締めくくりは、大橋シティボウルでのボーリング大会となりました。次回は夏頃の開催と
なるそうです。この次は、FCBCに集まるクリエイターでチームを作って参加しても面白いななどと考えています。